2つの勉強法

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元気の出る塾長ブログ

覚えること
使えること
です。

これをインプットとアウトプットという人もいます

インプットは努力の過程で必要ですが、
いくら「がんばったぜ〜」と言い張っても
アウトプットできないと合格になりません。

答案に答えを書くだったり、
自分の考えを作文するだったり、
面接官の質問に応答する、だったり、

アウトプットとして使えるようになるには、

(1)覚えたこと1つを思い出す問題
(2)覚えたこと2つを使い分ける問題
(3)覚えたこと3つを並べる問題

がありそうです。

なぜ、こんなことを考えるかといえば、

インプット、長時間、大量に努力しても
結果を出せないってことがあるからです。

そのヒントさえ見つかれば、こんどこそ、
結果が出せます。

(1)覚えたこと1つを思い出す問題

英単語を増やす、というのは覚えること
英語の長文を読む、というのは英単語が使えることです
英作文や会話も「使う」問題です

数学の例題を解くというのは、覚えること
定期テストや模試、入試問題を解く、というのは例題を「使う」問題です

例題を「思い出す」のに、制限時間という”しばり”もテストにはあります。
ですので、思い出すスピードを上げるのにくり返しは欠かせません。

覚える量が増えると、使い方の質が高まる、
量が質を変える、といえます。

(2)覚えたこと2つを使い分ける問題

英文法で、am are isを覚えますね、次に、
do does を覚えます。

すると、みごとにam are isを忘れています。

びっくりして、あわてて、am are is と do doesの復習をやる。

復習をしていると、勉強は覚えるだけではない、
am are is、とdo doesの区別、使い方もあるんだ!と気づくことになります

小学生を見ていると、算数で、たす1を覚えます、次に、
たす2を覚えます。すると、みごとにたす1を忘れています。

びっくりして、あわててやるのが、たす1、たす2の復習
復習しながら、たす1、たす2の区別、使い方を考えることになります

新しい分野に入ると、何が違うのか、いつ使うのか、
状況を見て区別しなければなりません、

覚えること、使えること、言い換えたら集中と統合は、
全ての教科にわたります。

高校で学年トップの生徒さんにコツを聞いたところ、
心配だから、と前置きしながら、こうでした。

たす1、たす2の区別、
たす1、たす2、たす3の区別
たす1、たす2、たす3、たす4・・の区別
みたいなことを毎日、くり返していた、といいます。

そして、覚える学習を進める時は、次に総合が
くることを考えながら覚えるというのです。

全教科です、

復習というのは忘れないため、ですが、
むしろ、こういうところが学習には重要です。

(3)覚えたこと3つを並べる問題

全国には忍者や恐竜、森の中、きかんしゃトーマスなどをモチーフに、
趣向を凝らした巨大立体迷路があります。

これと同じなのが、小説や古典の読解とか数学の論理の問題です。

文章を読んでいくと、前のことを忘れている、
気になって2〜3行まえからもう一度読みなおす、
ってことが起こります。

場合によっては、どこにもどっていいか、わからなくなって
さがすのにパニックすることがあります。

単語や解き方1単元の問題なら改善策がわかるんです、
問題点は1つ、その解決策も1つ、なんですから。

また、正か負か、過去か未来か、原因か結果か、True(○)かFalse(×)か・・
2択の問題なら、その解決策は反対側にすればいいんですから、解けたも同然です。

ところが迷路は、1単元でもない、2択でもない、
見逃した場所を延々と探す、
あたかも地雷を探すかのような問題です。

どこで使ったかを覚えてないといけない、
塾長はこれがニガテです。

覚えること、使えること、
勉強には2つの側面がありますが、

使う場所を覚える、というように
問題が複雑になるにつれて、
どのように「使う」のか、様相を変えていきます。

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