「保育園落ちた 日本死ね」

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生徒の声

可愛い我が子が抽選の結果、保育園に入れなくなった、こんな日本なんて、早く滅びてしまえ!

2016年「保育園落ちた 日本死ね」がツイートで拡散され、国会で議論にまでなった。
「待機児童問題」が社会問題となった。

一般女性が国を動かすきっかけとなったのだ。
私たちは今、そんな奇跡が普通に起こる社会に生きている。

言葉は武器だ。社会現象を起こし、世の中を変えることさえできる。
「イクメン」という言葉ができたことで父親の育児参加が促進され、
「おひとりさま」という言葉によって孤食の市場ができた。

高校3年生なら、今の「共通テスト」についてどう思うか。
中学3年生なら、今度の「後期選抜入試」についてどう思うか。
塾の送迎をしてくださるご両親なら、今のガソリン高をどう思うか。

コロナが長引き、在宅が増えた。
ワクワクした、ムカついた、だれかに伝えたくなった・・・になる。

人の心を動かすのはいつだって感情だ。

個人の感情は家庭内にとどまらない。
社会に出たら、商談、戦略も必要だ。

会社の専門業務、市場動向、
ワクチン、宗教、
ウクライナ、アメリカ中間選挙、
円高について、本音で話し合う場面も出てくるだろう。

「いい言葉」とは、その言葉によって何かが動いたり、変わったりする言葉だ。
どれだけ美しい言葉を並べても、
だれにも届かず、心の琴線にも触れず、何も動かせなければ意味がない。

さて、
日本人は、小学、中学から6年以上英語を学んでいる。
にもかかわらず、
英語力はアジア28カ国の中でほぼ最下位…という状態が続いている。

数年前、「英語が話せない理由」を英会話講師の外人に聞いた。

彼女は「日本の英語はおしゃれ、私たちの英語は生活がかかってる」と言った。
フィリピンでは給与を銀行から引き出すのに、すべて英語が必要なのだ。

日本の関係者は、英会話スキルが身に付かない理由について、どういうか?

1、英語を勉強する目的が、『共通テストで8割以上の点数を稼ぐポイント』や『長文読解をが早くなる対策』など、受験対策の英語力が重要視されていて、コミュニケーションを目的とした実用性がない。

2、学校の授業では和訳を中心した演習を行うため、英会話スキルに結びつかない

3、英会話ができるようになるためには、リスニングに強くなること、

4、また、日本語を介さず、英語で考えてアウトプットする英語脳が必要とする

といった点を強調する。
フィリピンの事例を考えたら、いかにお粗末か が分かる。

英会話では、「図書館に行くにはどうしたらいい?」のような日常会話はできるかもしれないが、
世界の文化、外交、経済、科学、宇宙など高度な会話をしようと思ったら
原文が読めなければならない。

「どことなく冬の香りがする」といった感性の表現力をつけるには、
入試問題で鍛えるのが一番だ。

言葉は武器だ。社会現象を起こし、世の中を変える会話ができる。
それには、英会話の世界に押し込むのでなく、

高校入試、大学受験を通じて、
話せる英文法、話せる読解力、話せる英作文で鍛え、飛び立てばいい。

フィリピンの事例ではないが、政策によって、英語を日常生活におり混ぜるだけで、
世界の文化、外交、経済、科学、宇宙など自在に、英語圏と対等で高度な会話ができる。

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