県立高校入試の国語で毎年、出題されるのが作文です。
50点満点で6点と配点も高く、45分の中で考えて書くのに時間がかかります。
たとえば200字以内で書くように指定されていれば、
9割の180字前後で書きます。
作文で絶対にやってはいけないのは、
200字を超えたらアウトですが、
150字程度で書きたい内容が終わってしまい、
最後に30字程度、書きたしてもアウトです。
これをやってしまうと流れがくずれてしまって
大きく減点されてしまいます。
論理の整合性が大事で
最初に、全体の構成を考える、ワードマップをササッと書くことをお勧めします。
2番目にいけないのは、
与えられた課題に沿った内容になっていない場合です。
たとえば、「データサイエンスのあるべき姿を書きなさい」と指示がある場合、
「データサイエンスの現状」を書いてしまう、というようなことです。
「手紙を書かなくなったことに対して、あなたの意見を書きなさい」の場合も、
「メールで済ますようになったから」とか
「SNSは簡単で速いです」を書いてもダメです。
えっ!なんで?と思うかもしれませんが、
これをやってしまうと、ほとんど点数はありません。
求められているのは あなたの意見で
手紙を書かなくなった原因や現状ではないからです。
求められているのはあなたの意見ですから、まず、
「いいと思う」「良くないと思う」から始めます。
次に、なぜなら、原因〜とか、例えば、現状〜という流れにします。
誤字脱字や不適切な表現は一つにつき1点減点程度ですが、
流れの減点は大きいです。
書いている内容に独創性があるかどうかということより、
自分の意見、→意見を持つ理由、→例えば具体例、→だから結論、の流れが重要です。
「時間がなくて白紙」にしないように
日頃から、課題に対して書く練習をするといいです。
The Kokugo (ザ国語)には、書く力の練習がありますし、
ペンギンオンラインでは、あなたの原稿をTheJukuのホームページに
載せることができます。
成田空港から約15時間半、飛んだフランクフルト空港で
TheJukuのホームページを見た時は、恥ずかしくて、
周りの観光客を見てしまいました。
慣れればぜんぜん平気です。
社会に出れば、アカウンタビリティ、
あなたが説明をする責任と、倫理的な非難を受けうる責任、
そして、報告があることへの期待、が求められます。