少々のことであっても、指導者はいて欲しい

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入試に役立つメンタル・壁の越え方・作文に強くなる

私はこの前、髪を切りに行きました。ついでにヘアカラーもお願いして。
外国人のような髪色に憧れがあります。
でも私の地毛は真っ黒なので、「この色にしたい!」と思っても、イメージ通りの髪色にはならないのです。
美容師さんは丁寧に教えてくれます。
「この色をいきなり入れても、地毛が黒いのでオレンジ色っぽくなりますよ」とか
「この通りの色にすると、染め上がりは綺麗ですが1週間で色落ちしてきますよ」とか。
「それよりもブリーチした上から色をかぶせると、染め上がりはあんまりはっきりしないですけど、
髪を洗うたびにいい感じで色が落ちてきて、2週間後にイメージ通りの色になってきますよ」とか。
今から2週間後が楽しみです。
やっぱりプロの意見を聞いて、参考にするのが一番理想に近づけますね。

そう言えばこの前、中2の国語で「徒然草」の「仁和寺にある法師」が中間テスト範囲でした。
今からおよそ700年前の人も、私と同じように「先達はあらまほしき事なり」って言っていたんでしょうか。

〜徒然草(五十二段:仁和寺にある法師)〜
仁和寺(にんなじ・京都市右京区の寺院)の僧侶が年をとるまで石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう・京都府八幡市の神社)を参拝したことがなかったので、情けないことだと思い、あるとき思い立って、たったひとりで徒歩で参詣した。
そして極楽寺や高良などを拝んで、こんなものかと思って帰ってしまった。
その後、周囲の仲間に「長らく思い続けてきたことをやり遂げてきた。聞きしに勝るとも劣らぬ尊さだった。それにしても参拝客が皆、山へ登って行くのは何かあったのだろうか。見てみたくはあったが、石清水八幡宮に詣でることが主旨だと思って山までは見なかったのだ」と言ったそうだ。本当は山上にあるものが「石清水八幡宮」だったのに、そうとは知らず、 極楽寺や高良を「石清水八幡宮」と思い込んで満足してしまった、というオチ。 少々のことであっても、指導者はいて欲しいなあ、と兼好法師は締めくくっています。


業務企画室長 内田ありさ

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