塾長つぶやき日記

塾長が塾を始めるとき

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塾長が塾を始めるときに、ひそかに思ったんです。いづれ中心となる生徒は中学生、高校生になるだろうから、将来、駿台と勝負するのかな、と。

駿台は塾長が「受験」を学んだところだからです。「鈴木長十、伊藤和夫の基本英文700選」や「根岸の芸術的な数学」で、高校の授業とは全く違う英語や数学の点の取り方を学んだんです。

最初は1日10個の英文を覚えるのもやっとだった「基本英文700選」が、1日一冊700英文、4時間で和→英をパッパ パッパとそらんじられることで英語に自信をつけた。最初は1題解くのに30分かかっていた「数学」も、1日一冊、4時間で IA・ⅡBの問題→解き方をパッパ パッパとそらんじられることで自信をつけた。

この「やり方」の実効性がわかったのはみなさんのフリー質問のおかげだ。難しい問題を解かなくても、この「やり方」で高校生の質問にほとんど窮さない。質問を受けて問題を解く間、待たせていては申し訳ないから、できる限り即答する、解答書を見せるだけでは自習と変わらないから、生徒の目の前で最初のとっかかりから解いて見せる、そんなプレシャーを感じながら、生徒の目の前で質問に答えていくと、パッパ パッパとそらんじる「やり方」で対応できる、パッパ パッパとそらんじる「やり方」に自信をつけてきた。

小さな学習塾が駿台に勝つには、と考えた時に次のエピソードが きわだった。原田隆史、大阪は釜ヶ崎の生徒たちを7年間で13回連続日本一に育てる。そのきっかけはが衝撃的だ。原田隆史が松虫中学の体育の先生だった時、いじめ問題で自殺者を出した。落ち込んでメンターのところに相談に行った。荒れた中学を建て直すには全国トップの実績を出し、先生の尊厳、学校の信頼を取り戻すことだった。

原田「どうしたら全国一がでるんですか?」
メンター「育てる人間を決めているか!」
原田「全国一って決めるんですか?」
メンター「決めてないのか!」(笑)

この逸話がずっと塾長の頭に残っていて、ありさ先生、まみ先生と原田隆史のセミナー東京にいき、原田隆史が私たちに紹介した柴山健太郎に月1回コンサルに来てもらって、既に6年になる。

みなさんのおかげで今年は中3生徒 22名中、四日市高校合格4名、四日市南高校合格5名をはじめ多く の実績を上げることができた。また、中3→高1に継続している生徒は88%を越える。来年は東大、阪大、名古屋大を受験する。皆さんのおかげで、いよいよ駿台に近くなってきた。

今後、何をしたいかというと、みんな合格するために勉強しているけれども、合格までの最短ルートは決まっていて、それは入試には制限時間があり、タイムオーバーになる前にどこまで徹底してやれるかということ。因数分解なら、例題がパッパ パッパ解ける、二次関数なら例題の二次関数ががパッパ パッパ解ける、というところまでやる、そして

次に、入試問題に対して、確率といえばこの3つのやり方、二次関数の最大・最小といえばこのやり方、数A なら重複順列ならこのやり方、ベクトルならこのやり方と、例題がすぐ思い浮かび、当てはめがすぐできるようにする。

例題を覚えたか?、数I A、数Ⅱ B、数C の範囲全体でババババって例題を思い出せるか?そこまでいって、あとは過去問やれば準備は終わり。

得手不得手のキーとなるのは基本例題が浮かぶかどうかです。塾長はみなさんからのフリー質問でこれが鍛えられたから今言えることです。パッパ パッパできるまではチャートや過去問では時間がかかる、古典、漢文、物理、化学、地理、歴史が間に合わなくなる。このバランスがわかることで、ひそかにライバルを抜ける。

塾長は、日々一歩一歩ですが、一緒に頑張りましょうね

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