英語の長文が速く読める2

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入試に役立つメンタル・壁の越え方・作文に強くなる

先週の続き、音読の具体的な方法の第1回目になります。

月【誰がどうした】音読                                                ←今回はここ
火【フレーズ読み】音読
水【で?読み】音読
木【CDレベルのシャドーイング】、聞き慣れれば、共テ・リスニング!
金【文法読み】音読、慣れれば最強の英文法!
土【海外旅行気分】音読、暗記すれば最強の英作文、整序問題!
日【あなたが主役の恋愛ドラマRythm, Passion, Image!】音読、記憶保持!

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【例1】
The best way to master English composition is to keep a diary in English.

どんな文章でも「誰が、どうする」に、大きく2つに分けることができます、

ほんと?

ご存知のように文は5 文型ですね、5 文型に共通するのはSVです

SV
SVC
SVO
SVOC
SVOO

ですからどんな文も「どうする」の Vで  Sとその他に ザクっと2分割できるわけです

この2分割、ザクっとさえ押さえていれば、一発で速く読めます。
ほんとです、ここがこの7つの中でも特に身につけて欲しい音読の技術に当たるんです

まず、文は V 探しからはいりますね、

The best way to master English composition is to keep a diary in English.

そこで、masterは V だけれども、to masterは不定詞だからジャンプして
次のV  、 is で Sとその他に ザクっと2分割する

The best way to master English composition is to keep a diary in English.
                    ↑
【例1】訳
英作文に上達するには/英語で日記をつけるにかぎる
(bestはかぎると意訳) で決まりです!

to masterはなぜジャンプするの?

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 V は一文に一つしか使えない、というルールがある。
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理由はこうです、

Aくん:私はアメリカに留学するために英語を勉強します
Bさん:私は英語を勉強するためにアメリカに留学します

意味、ガラッと変わりますよね?
Aくんは勉強します
Bさんは留学します
です。

勉強するは V 、留学するも V となると、勉強したいのか、留学したいのか、
それを区別するのに優先順位をつけ、2番目の V の前に toを置くわけですね。

Aくん: I will study English to go abroad in America.
Bさん: I will go abroad in America to study English.

不定詞は準動詞といわれます。
「準」という漢字は「準急」や「準決勝」のように「急行の2番目」「決勝の2番目」
なにげに文法書の準動詞というタイトルは「動詞の2番目」という意味だった。

ミスを恐れずにいえば、 V は一文に一つしか使えない、使いたければ準動詞、関係詞、接続詞で区別する、というルールがあるわけです。この準動詞は文法では出題率トップです。

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【例2】
That he is innocent is quite certain .

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文は V で2分割でき、 Sは、「〜は」と訳す
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That he is innocent is quite certain .

he is の is は V だけれども、この is の前、That he が Sとして立派に「〜は」と訳せるかどうかです。

That he では 「〜は」と訳せない、

え〜!なんで?
「あの彼は〜」は、英語でどういうの? あの彼は無実です → That guy is innocent.

じゃぁ、
That he is innocent.はどいう意味になるのよ!That he is innocent. →彼は無実だということ、

わかった、
ジャンプして次の is で2分割する

That he is innocent is quite certain .
           ↑
【例2】訳
彼が無実であることは/間違いない.

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【例3】
The man who l thought was his father proved to be a perfect stranger.

やはり V 探しです。これまで、 V は1つ、2つでしたが、今回はさらに難しいやつにチャレンジしてみましょう。文は動詞で2分割でき、V の前はSで、「〜は」と訳せますから、どんな英文も恐れるに足らずです。

さて、上の文章、仮りに、The man who l thought の thoughtを V と考えたら
SはThe man who lですね。

The man who l を「〜は」と訳せるかどうか?
う〜ん、ちょっと難しい。The man 、 who 、l 、と ゴロゴロ3個きて訳しようがない

つぎに V を右に移動させますね、
The man who l thought was his father

 was です。この wasを V と考えたら、 V 前のSはThe man who l thought「私が思っていた男性」で、
どう思っていたかというと、his fatherです。

The man who l thought was his fatherは「私が思っていた男性は彼の父親だった」と訳せます。
(The man , I thought was his father.= I thought the man was his father.私はその男が彼の父親だと思った)

おう!いいじゃん!いいじゃん! でいいんですが、
もとの文を見ると、The man who l thought was his father proved to be a perfect stranger.
proved のあと、つづきがあります。

なので、V をさらに右に移動させてproved です、やれやれ。

The man who l thought was his father proved 〜. 
                   ↑
すると、この場合の S は 「私が思っていた男性は彼の父親だった」ですが、「〜は」の形に変形して、
「私が彼の父親だと思った男性は」とします。
 proved 〜が「〜だとわかった」

The man who l thought was his father proved to be a perfect stranger.
                   ↑
【例3】訳
彼の父だと思った人は/まったく知らない人だった.

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V が1つ、2つ、3つ、の場合を見てきましたが、このように英文を読むときは、↑を一つ一つずらして「trial and error」トライアンドエラー、長文であろうが1行、1行、試行錯誤をくり返すんです。

お分かりのようにV 3つとなると相当大変です。ですが心配しないで。V 3つが最難関です。V 4つはおそらく ないです。その根拠は連立方程式の上限がxyzの3元までで、4元連立方程式は出題されないからです。

最初、面倒くさいと思うかもしれませんが、ちょっとづつやれば、正答率が上がるので面倒くさいのがなくなります。慣れてしまえば、難問もためらうことなく、やればできるぜ!確信だけが残ります。試験中にトライアンドエラーをする時間が気になりますが、練習すればするだけ短縮でき、どんな問題でも解決可能です。上の英文程度なら一瞬です。

トライアンドエラーは英語に限りません、絶対値をはずす、二重根号、解の存在範囲、最大最小問題、場合分けと確率、整数、数列・・数学で差がつくのもここですし、現代文の「一文を抜き出す」問題、「共通テスト最後の2択で迷う選択肢」、空欄接続詞、古典の「主語」もトライアンドエラーによる当てはめです。

みんながやってる暗記の勉強だけでは平均点です。考える問題が増えていますからトライアンドエラーができるかどうかで合否が決まります。

トライアンドエラーは自分から積極的に問題に立ち向かって苦しみながら身につけるものです。
どこでするのか?かず少ないチャンスがあります、それが定期テストと入試本番です。
定期テストと入試本番だけは、自分から積極的に問題に立ち向かって苦しむからです。

でも、年に数回の重要なテストだけでは、トライアンドエラーの回数も時間も絶対足りない。まして1回限りの入試では恐ろしくて恐ろしくて、夜も眠れないんです。

じゃあ、この訓練をどこでするのか、学校でもない、予備校でもない、1:4の個別指導塾でもない、
いくら家庭教師やYouTubeで丁寧な説明があっても、結果の答を教わる授業であるかぎり、方法は身につきません。自分でやってないからダメ、脳に汗かいてないからダメ、鉛筆を取って積極的に白紙に向かい、気迫を込めて解いていかない限りダメなんです。

TheJukuは、365日、トライアンドエラーの訓練をしています。全員が集中しています、入試本番と同じように予習や過去問に自分から積極的に立ち向かってトライアンドエラーを重ねています。つまり

いざ本番という時に、いつでも伝家の宝刀を取り出せ、最速で答えられる準備です。あなたのそれが1分でも1秒でもスムーズにできるように毎朝、先生たちが問題選びをしています。

火【フレーズ読み】音読                                               ←次回はここ、です。

 

The Juku代表 増田 修一

 
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