現実をしっかり直視せよ、ブレると努力がすべて空回り

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入試に役立つメンタル・壁の越え方・作文に強くなる

恥ずかしいことが続いているんです

結論からいうと
現実をしっかり直視せよ、ブレると努力がすべて空回りですよ、
っていう、当たり前だけに、かなり恥ずかしい内容です。

いやあ、スマートフォンをなくしたんですね。経験ありますか?
時計とか財布以上に、なくてはならない必需品!もう大慌てです。

この日は小雨、11:30、社員全員で夏期講習の案内チラシを中学校の正門前まで配りにいったんです。
業界用語で門パイというそうです、その後「すき家」で反省会をして、そして教室へ戻ってきた。

きたら・・あれ? iPhoneがない・・・やばい!

別に珍しいことじゃないんです、どっかに置きわすれても
パソコンのiCloudで検索すれば場所がすぐわかる♪  今回も余裕でパソコンをのぞいたんです。

つま先まで凍りつきました。
iCloudが指し示したのは、海蔵川の川辺!

ええっ?行ってないところに落ちてるって、どういうこと?
門パイの中学は2Km南、iPhoneが落ちてる海蔵川は1Km北・・・

犬がくわえてくってことはないし
きっとだれかが拾って、川に投げたんだ・・

ちょっと気味悪い、事件?・・急がないと。日が暮れる

パソコン画面上では、落ちてる場所はココ!!って、手に取るように示される、行かなきゃ、行ってすぐ拾い出さなきゃ、初夏の昼下がり、けだるい曇り空

車で不安な3分、川辺に着く。堤防はロープが張られている、河川敷に人影はありません。
涼しげなそよ風、ルノアールの絵画みたいに夏草が青々と一面に広がっています。

景色をしばらくながめていたら、さっきの意気込みは萎(しぼ)んで、見つけるのは「無理だ」と思いました。教室が終わって夜、一人で夏草の中を懐中電灯を照らしながら探している無惨な姿が浮かんだんです・・・

時間がかかるし、手がかりもない・・・もう、あきらめよう、と思いました。

手ぶらで帰ったら、恥ずかしい?教室の小学生に、カッコ悪〜と思われる!
・・でもいい、新型のiPhone14にしちゃおう!

でも、そうするとデータを失う、盗まれたデータは悪用されるかもしれない、不安って考えると、やっぱり探し出さなきゃ!どうしよう?進むに進めず、引くに引かれず、ああ、どうしたらいいの?

イメージしたのはアレです。

ニュースや刑事ドラマでよく見る鑑識官です。そう、ブルーの制服を着た十数名の鑑識官が、海蔵川の岸辺を長い棒であちこち突いて私のiPhoneを探している光景です。交番に行けばいい。善は急げ!です。

交番。

「こんにちは・・・」

誰もいない、昔ながらの取り調べ机が見えました。どんより「意味深な」匂いのする8畳ほどの部屋、ここで何人が取り調べを受け、何人が相談をし、何人がトラブルを解決したんだろう?

「こんにちは・・・」

パトロール中かな?カウンターの呼び鈴をそっと鳴らす。壁に貼られた指名手配のポスターが不気味な笑いを浮かべていました。

「どうされました?」

びっくりした!体格のいい40代の警官が、と、突然、現れました。

事情を話すと、

「スマートフォンの位置情報は、あてになりませんよ」と涼しげに警官。

「いやいや、私はいつも川越で探してますから」

と、なぜか自信ありげに反論。塾長は医者と警察の前ではどうも熱くなるんです。

「パスワードでガードかけてます?」

「はい、もちろん」

「スマートフォンはガードが固いので、それを使おうと思っても第三者には使えません。なので、それを拾っても持ち帰る人はいません、まして、わざわざ川に捨てる人なんか、もっといません」三段論法と比較級でせまる。

そして、私の困惑を見て、ニヤリとしながら刺したトドメ。

「・・どなたか一緒に探してくれる方はみえないんですか?警察が探すということはありませんから・・・」

コンタンは読まれていたんだ(汗)。私は頭の中をぐるりとあたってみたものの、教室は準備で人のiPhoneどころじゃない

「へーそうなんですか」

今の質問には答えず、わざと、トンチンカンな返答をした。
もう一つ前の三段論法に答えて余裕を見せようとしたんだ。

理由は5つあった
1、私のiPhoneは次第に遠のいていく状況に心細くなったし、
2、わらをもつかむ思いで、ここまできたのに、軽く扱われた気がして、やるせない気もちになったし、
3、「わかりました」と言えば済む、けど、まだ早い、別の決定打がまだあると思っていたし
4、この人、何か好きで警官してるんだろうと人物像に思いを巡らしたし、
5、おそらくこの男は、もう無理、ということがわかったんだから、早く帰んなよと思ってる、でも、この幕引きをどこでしたらいいか、タイミング探しをしていた、
から、あえて余裕を見せたんだ。

「一応、紛失届を買いてもらいましょうか」

これだ、救われたのはこの言葉だった

呪縛は解いてもらえたけれど、解決したわけではない、振り出しに戻っただけだった。交番を後にして、未練タラタラiPhone100%のあたまで教室にもどった。

ちよっと待って、ひょっとしたら・・・
中学校の門パイで移動した車の中?

かもしれない! 

急げ!
アピタの駐車場!
地下1階! 

祈る思いで走った。車の後部ドアを開けたら、iPhoneは思いのほか行儀良く、座席にきちんと座っていた。

iPhoneだから正しいとか、みんなが言うから間違いないとか、思うのは危険だ。
この目で確かめないと。

恐ろしいことに、パソコンのiCloudで見た第一印象、つまり最初の3秒で思いが固まってしまう。
「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%・・(メラビアンの法則)

さらに、失う恐怖と、夕刻までしか時間がないという制限が危険行動に走らせたのだった。

失う恐怖は、合格不合格だし
時間がないは、制限時間45分、
パソコンのiCloudで見た第一印象は、やっかいなテスト問題、
これって入試そのものやないか!

もちろん解決のプロセスは貴重な経験だけれども、
最初の現実をしっかり直視しないと、フワッと動けば結果もフワッと空回りする。

期末テストが返ってきた。あれこれ考えず、現実の答案を直視し、夏期講習で100%解決しよう。


 

The Juku代表 増田 修一

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