あなたが、いちばん大事と思うものはなんでしょうか。
愛、お金、名声、権力、・・・
そのためだったら、命をかけてもいい、というような最上位の宝です。
愛といえば江戸時代まで身分制度がありました。その士農工商の柵(しがらみ)を超えた男女の愛が曽根崎心中。忠誠心のために武士は城主のために命をかけ、腹を切りました。最近、「円周率の新しい求め方」を発見して、兵庫県西宮高校の男子がオーストラリアの数学雑誌に掲載(4月30日付)されました。すごい!これなんか真理愛です。それと、忘れてならないのが自分への愛、自己愛。
お金でいえば一流企業に就職して豊かな生活にあこがれる人が多いですね。それは高収入で安定した人生、という発想が基本です。逆に、競馬、パチンコ、博打に明け暮れ、贈収賄、窃盗、殺人といった犯罪に人生を放棄する人もいます。お金目的ですね。
名声では、成績トップ、東大、医学部、一流企業の会社員、マスコミ、芸能界、スポーツ界、著名人と知り合い、○○賞受賞、流行最先端、新着ブランド、高級品、1千万円稼ぐことより1千万円稼いだことを人に知られたい人々です。
権力では、マウントとる人、指揮者、監督、会長、委員長、議長、司令塔、鍋将軍。なにも男性だけに限りません、家庭内では主導権争いで夫婦喧嘩の火種になったりもします。
あなたはどこに、興味を持ちましたか?誰かをイメージしましたか?人の価値観はさまざまです。強い、弱いを含めたら全部持ってます。年令、お国柄によっても変わります。けれども、ひとつ、変わらない共通の特徴があります。それは、同じだと仲良くなり、いじると大喧嘩になるというものです。塾長はストレートにものを言うほうなのですが、価値観だけは怖いので、よほどのことがない限りいじりません。(笑)
小学生の時、鏡に向かってるおばあちゃんに、なんで毎日化粧するの?って聞いたんです。すると、答えはいつも「身だしなみよ」でしたが、今になって、違う。ルックス、女性としての価値を高めたいんだと思うんです。恥ずかしいから「身だしなみ」と答えた。女性は、男性に貢(みつ)がせる、どれだけ男性に貢がせるか、その高さが女性としての価値。男性は、世界一の女性にどんだけ貢げるか、その高さが男性としての価値、という見方もあります。
美しさには外見how it looks もあるけれど、心の美しさ what it is は永遠ですね。そういう意味で長年努力して得た価値というのは、時間が経っても衰えないモノです。
いったん身につけた価値は盗まれないし、火事や災害でなくなることもない。だから人生のステージをさらにアップさるためには、お笑い番組を見て流されるのもいいけれど、自分らしく生きる、勉強しなきゃ損・・とも思います。
哲学者マルクスさんは世の中は階級闘争だといいました。持つ人と持たない人の権力闘争です。法律によって権力を持つものが政府。武器を持つものは警察。資本金と工場を持つのが経営者。権力も、武器も、生産手段も持たないのが、この身一つの市民です。そして、持たないものは、持つものに搾取されています。だから革命と言いました。学生運動、安保闘争です。
都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨、傘がない
行かなくちゃ君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ
つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?
テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨、傘がない
行かなくちゃ君に逢いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ 雨にぬれ
つめたい雨が僕の目の中に降る
君の事以外は何も見えなくなる
それはいい事だろう?
行かなくちゃ君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ
行かなくちゃ君に逢いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ雨の中を
行かなくちゃ君に逢いに行かなくちゃ
雨にぬれて行かなくちゃ 傘がない
(井上陽水作詞作曲:傘がない)
傘=自分を守ってくれるもの、ヘルメット、盾
雨=世の中、1972年の政治
君=人間らしい感情
知らなくても幸せならいい、という価値観もあります。ですが、知ってしまったらこの搾取から自由になる、税金なんて気にならないくらい仕事する、法律を作れるくらい勉強しなきゃ・・とも思います。
めんどくさい、しんどいです。でも、現実を知っていて、やりたくないから、やらないというのならOKです。二十歳過ぎて、知らなかった!では遅いと思うんで、知っておくべきだと思います。
ありがたいことに日本はカースト制度や封建主義でなく、資本主義だから夢は無限です。気力と将来イメージで実現できます。始めるのに遅すぎるということはなく、これからも、あなたと一緒に学力という武器を身につけていきたいと思います。よろしくお願いします。
塾長 増田 修一