個別戦略会議(9/30)T先生
【Iくん】
同じ問題をできるまで繰り返す、同じ系統・種類の問題をたくさんやらせてほしい。
特に数学と理科の教材を増やしてほしい。
【T先生】了解です
【Iくん】
いまの課題は、
英語:英単語は、長文問題をやりながらその中で覚えていく。夏期講習で長文を進められたのは良かった。
古典:読み方を指導してほしい。
数学:予習は、早めに終わって先に進める。図形が課題
理科:生物は好き。第二分野を強化したい。
国語:夏期講習で、「せんのすけ」が経験できたのは良かった。「せんのすけ」なんてすることがなかったから。ただし文の組み立て方が不安です。
【塾長】古典の読み方、一緒にやりましょう
【Iくん】
過去問を解いていて、時間が余って見直しても、どこが間違えてるのかを見つけられない。数学は習ってないところが半分くらい。
【塾長】:家で一人でやるより、実際の試験と同じ時間、同じ雰囲気で、緊張感を覚えながら問題を解く経験をしてほしい。途中からでもぜひ参加してほしい。
【Iくん】
将来医者になりたいので、四高か、理数系が有利なら南の数理科学と考えてる。
【塾長】探究心がある。テクニックに走るのでなく、核心をつかむことができるタイプなので、3年後の進路を考えると、四日市高校国際を目指してほしい。数字を見ると、四高に行った方が明らかに有利。周りが必死に勉強する環境の方が良い。学校のテストや模試の点数は、本当の入試問題ではないんだから、その出来に振り回されず周りの声に流されないで、自分の信じた方向へ行ってほしい。
【G先生(10/1)】
国語の読解もほぼ完璧で本が好きか聞くと、笑顔で、まあ、はい、と答えてくれました。
【M先生(10/12)】
中間テスト順位:2位(過去最高3位)
国97・数96・理96・社92・英96 合計477
1位の点数は知らないが大差ないはず。
中1は10番台。中2から1ケタ順位。
「偏差値」とは?
テストや模試の点数は問題の難しい、易しい、によってバラツキがでてしまいます、そのため
志望校を決める際に重要な基準のひとつが「偏差値」です。
高校なんかでは、数学のテストで30点をとって驚くことがありますが、平均点が10点なら、この30点は良い方です、
ところが、80点取っていても、平均点が90点なら、この80点はもうちょっと頑張ろう!ということになる、
このように、30点とか、80点だけでは、良いのか悪いのか判断できないんですね。
ところが、「偏差値」なら、問題の難易度や受験者数に左右されず、全体の中で自分の位置がわかり、学力の推移もつかめるのす。
偏差値の求め方は簡単です
偏差値は「(個人の得点ー平均点)÷標準偏差×10+50」という式で計算できます。
この中の標準偏差とは、得点の散らばり具合を表すもので、模試や科目により異なります。
標準偏差は「(点数ー平均点)の二乗の総和÷受験者数の平方根」によって算出できます。ここはちょっとややこしいです。
例えば、平均点10点のテストで30点を取った場合(標準偏差5の場合)
(30ー10)÷10×10+50=62 で偏差値は62となり、よくできた、となります。
平均点90点のテストで80点を取った場合(標準偏差20の場合)
(80ー90)÷20×10+50=45 で偏差値は45で、頑張ろう!ということになるのです。
これが同じ生徒さんの数学の結果だとしたら、点数では30点から80点に上がったように見えても、偏差値は62から45に下がったわけですから
油断しないでね!と言うことになります
模試の活用法
これから、あなたは模試を受験する機会が増えると思います。模試は受験に集まった生徒たちの学力が違うので、受ける模試によって偏差値が異なります。
なのでいくつかの模試の偏差値を比較することはあまり意味がありません。
例えば一橋大学(経済:前期)の偏差値は東進66、河合塾65、駿台64、大学偏差値 研究所72
模試で課題を見つめる
模試が返されて、見るのが志望校合格の可能性、ABCDE判定、偏差値、得点の順だと思います。その結果だけで一喜一憂しがちですが、模試は「志望校に合格するために何が必要なのか」を見つけるツールで、偏差値を見て、合格する、しない、ですとか、友達と比較して「ワンランク下げよう」などと判断しないことです。入試問題は、あなたの志望校が出題するもので、模試を運営する会社ではないからです。
志望校選びについて
初めて志望校を選ぶ際、偏差値をどう活用すれば良いのでしょうか。一般的には「自分の偏差値プラスマイナス3~5程度の偏差値」が適している」と言われています。偏差値は、初めて志望校を選ぶ際に一応の目安となりますが、まずは自分の将来の夢、目標をしっかりと見極め、それに合った学校を選ぶことが第一です。そう言う意味では通学時間や学校の雰囲気、卒業後の進路など総合的に判断することも重要になるでしょう。