立命館大学 理工学部から合格通知

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教わる授業では力がつかない、1人で解く学習で実力をつける

2022年3月5日:保護者面談
学習への姿勢
小さい頃から「コスパ」を気にする。学年1位の友人が修学旅行後すぐに塾へ行く姿を見て、「そんなに努力しないと1位になれないのか、コスパ悪い」と感じる。
現状の「中の上」レベルを維持しようとする。
生徒会活動に積極的だが、「忙しくて勉強する時間がない」を名目に勉強から逃げる傾向。
今後の課題
地道な努力が苦手で、英単語を覚えていない。
戦略会議を実施し、大学入試制度を理解させる。
春期講習では「長文読解」を重点的に学習する。

2022年4月9日:新学期生徒面談
戦略会議を実施。「まだ何をどうやればよいか分からない」とのこと。
英語長文を共通テスト形式で挑戦し、全問正解。今後も継続して長文を解く。
現代文が苦手なため、夏期・冬期講習で強化する。

2022年7月19日:戦略会議
進路
志望校は名古屋大学法学部、将来は弁護士を目指す。
初めて物理で1桁順位を取得。
「ターゲット1900」を高2の夏までに3時間で1冊覚える目標。
課題
英語:単語暗記が不足。
国語:現代文の読解力が弱い。
社会:地理が苦手で、思考力を問う問題に苦戦。

2022年12月3日:期末テスト
「現代の国語」86点取得。
 国語テキスト「女ターザン」の読解教材が効果を発揮。
「この点数をキープできたら本物の実力がついた証」と本人も実感。

2023年6月14日:戦略会議
進路再考
名大法学部を志望しつつも、一橋大学や中央大学の司法試験対策を視野に入れる。
偏差値の壁で諦めかけていたが、戦略を立て直す。

2023年11月4日:生徒面談
理転決定
名古屋大学、阪大、信州大学を志望。
物理・化学に専念するため、冬期講習のスケジュールを変更。
「半年間で遅れを取り戻す」覚悟を決める。

2024年6月1日:進捗確認
4月の学力テストで物理10位、化学12位。
共通テストは相性が良いが、二次試験の精読・記述が苦手。
英語の実力を上げるため、再び英語学習にシフト。

2024年9月10日:指定校推薦
早稲田大学応用化学の指定校推薦を提出。
9/12:「ビックリするかもしれませんが、指定校取り下げました」
「4年間かけて学ぶ内容ではない」と判断し、自らの学習計画を再構築。

2024年12月10日:合格発表
名城大学 理工学部 数学科 合格。
雨の日も雪の日も毎日、3:00〜9:00まで1人で解く学習
「共テ」8割
2025年2月16日:合格発表
立命館大学 理工学部 合格。

まとめ:1人で解く学習の重要性
Tくんは「教わる授業では力がつかない」ことを身をもって理解し、「1人で解く学習」によって実力を磨いていった。当初は努力のコスパを気にしていたが、実際に手を動かし、試行錯誤を繰り返すことで自信をつけ、最終的に理転という大きな決断を自ら下した。
試行錯誤の連続だったが、「自分で考え、解き、実力をつける」プロセスを通じて、合格という結果を見事、手にした。
今後も、大学進学後の学習においても「自ら解く力」が求められる。この経験が、彼にとって最大の財産となる。