生徒の声、親の声

長文をもういちど

長文をもういちど

1 +1 = 2、1 +2 = 3、1 +3 = 4 ・・・のように数学は数字の規則性があるから成り立ちます。

もし、1 +2 = 4で、1 +3 = 2 だったら大混乱しますよ。お年寄りは年齢がわからなくなるでしょうし、友達との待ち合わせ時間もすぐには決まりません。円安が続き、アピタの玉ねぎの値段も大波乱、彼女の誕生日プレゼントは忘れ、ロシア軍も戦車の数が数えられなくなって、ウクライナ侵攻が終結するかもしれない。

計算ルールもあって、たし算ができないと、ひき算ができない。ひき算ができないと、わり算ができなくなり、約分や通分が大打撃を受けます。数字は順番という規則性があるから安心、答一つにおさまるんです。ということは、基礎から積み上がらないと上に行けない、そんな仕組みになっているんです。

ところが英語だと、アルファベッドの「Z」を知らなくても先にいけますよ。知らないうちに「そういえば、むかし『Z』がわかんなかったんだよね〜」となる。その時はわかんなくても後でわかるようになる。

例えば、中1の助動詞でcanがわからなくても、中2のwillで助動詞の使い方がわかるし、中2の不定詞が何なのか?わからなくても中3の関係代名詞で不定詞の存在理由がわかってくる、っていうことがある、あわてなくてもね。

このように英語はラセン階段をぐるっと回って上にのぼれば、さっきわからなかったことが見えてくるってことも多い。気がついたと思うけれども、学習法には大きく2通りあって、数学は姫路城の階段をまっすぐ上に行く直線状、それに対して英語は志摩半島の大王崎灯台の階段をぐるぐる回りながら上にいくスパイラル状ということなんです。そこに気がついて問題を解いているかどうか?

英語の長文なんか、まさにそうです。長文はみんな苦手です。なぜ読めないか?中高生に聞くと、読めないのは、覚えている単語の数が少ないから。反省!・・となっているわけです、みんな。

たしかに直線ふうに考えたら、読めないのはまさに単語不足のせいだけれども、スパイラルふうに考えたら、未知単があってもOK!OK!勇気を持って先に読み進めていく、先を読んでいけば、やがて分る!そこを単語のせいにせず、こらえて分かるまで読みこんでいますか?ってことになる。

うっそ〜と思うなら、事実、中学生向けファッション雑誌「nicola(ニコラ)」なんか、知らない単語があったり、わけわからんフランス語があっても、ぜんぜん平気。ほんまにぜんぜんわからへんとしたら、それは横文字や単語のせいでなく、自分の感性が足りない、時流やトレンドに乗り遅れてるんだ、カッコ悪う〜(汗)と思えるから不思議だ。

つまり、背景がわからないから英文が読めないってことだ。例えば、【基本英文700選】
90.You must put up with your new post for the present. I’ll find you a better place one of these days.

この英文が高校生には難しい。
*put up with がまんする for the present しばらく one of these days そのうち。

熟語の意味はわかったとしても、new post や a better place がなんのことやらわからない。背景がないからね。これは会社の上司と部下の会話で、postやplaceは役職のことなんですよ、とわかれば、訳は
【訳】90.こんどの勤め口でしばらく辛抱しなさい.そのうちもっとよい所を見つけてあげます.
と訳せて、な〜んだ!と腑に落ちる。

単語がわからないから読めないのではなく、背景がわからないから読めないわけ。単語も重要だけれども、それ以上に、知らない単語はとりあえず置いといて、読んでいく、文章をワンランク上から眺めてみる、前後の分から背景を類推する、イメージをふくらませて予想してみる、といった方面に意識を持てば、長文怖くない、できる、大量得点、うれしい、英語、今すぐ、トップ、大好き、もっと、るんるん、になる。

ご存じのように「共通テスト」は文法問題が姿を消し長文も評論や随筆が少なくなった。コンサートのチケット購入やミラノの観光案内、友人との会話、冬バーゲン品の買物、アシスタント求人広告といった街角の問題にかわった。

【基本英文700選】の例文ではないが、「背景」重視の問題が続出しているから、状況や背景をイメージできる学習にウエイトを置くほうが得策だし、「共通テスト」だけでなく二次対策にも有効だ。

ところが書店の英語問題集や参考書は、いまだに構文や熟語の解説が中心だ。これから問題集を選ぶとしたら、先輩やクラスみんなが使っているからコレ、じゃなく、内容をぺらぺらっと見て、それ用になっているかどうか気をつける必要がありそうだ。

どんなのがいいかといえば、レシピや広告、ガイドブックや天気予報など、いろんな状況から選出、出題された問題集、TOEICやTOFELがいいと経験から塾長は思う。

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