大事なものほど見えない

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入試に役立つメンタル・壁の越え方・作文に強くなる

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学習指導要領は約10年ごとに改訂されます。
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グローバル化や人工知能の技術が進み、分刻みで社会が変化する、そんな先が読めない時代に、子どもたちが主体的に生きていける力を育てたい、そういった目的で改訂が行われます。

2020年、この改訂は小学校で先行スタートしました。プログラミング教育が必修になる、小学5・6年生の英語には成績が付くようになる、など新たな動きがありましたね。

2021年、中学校でも改訂され、教科書のページ数は「ゆとり教育」時代から1.6倍に増え、難易度も上がりました。

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いちばん大きな変更があったのは英語です。
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いま、子どもたちは悲鳴をあげています。

【英単語】の量がこれだけ多くなりました。
小学校     -    →  600~700
中学校 1200 →      1600~1800
高   校 1800 →    2200~2500
合計3000語 →   4200~5000語

単語を覚える”覚え方”を学ぶ必要が出てきました。
覚えても思い出せなければ何にもなりません。

【英文法、お気をつけください】すでに中1の段階でここまで進んでいます
中1【1学期】
旧lesson1~lesson2はbe動詞です。中学1年生の1学期はbe動詞にじっくり時間をかけていました。
旧lesson3で一般動詞でした。疑問詞もwhat, whereだけでした。
新lesson1でbe動詞と一般動詞を学習します。
新lesson2で助動詞can、
新lesson3でwhat, where, who, how manyなどの疑問詞と、命令文も習います。たいへん!!

中1【2学期】
旧lesson4で命令文とhow manyが出てきました。
旧lesson5で疑問詞who, when, whereを学習。
旧lesson6で3人称単数(Miki plays tennis.の動詞のs)と人称代名詞(I my me mine)を習いました。
新lesson4で旧lesson6の3人称単数と人称代名詞を学びます。速くなります!
新lesson5で現在進行形(I am playing tennis.など)です。
新lesson6で一般動詞の過去形です!動詞の不規則変化も出てきます。覚えるのに必死です!

中1【3学期】
旧lesson7で助動詞canがでてきました。新lesson2の内容です!
旧lesson8で現在進行形が出てきました。新lesson5の内容です!
旧lesson9で過去形が出てきました。新lesson6の内容です!でもまだbe動詞の過去形は出てきていませんでした。
新lesson7でbe動詞の過去形です。さらにI was watching TV then.などの過去進行形もやります。
新lesson8では、未来を表す表現、will、be going toが出てきて、現在形、現在進行形、過去形、過去進行形、未来形、と一気に時制のまとめにかかっています。

授業時間は「一切変更がない」のに、中1だけでも、
旧過程では、be動詞、一般動詞、助動詞can、命令形、現在進行形、過去形(一般動詞)だったのが、
新過程では、過去形(be動詞)、過去進行形、未来形が増えた。

中学の3年間でまとめると、恐ろしいくらい「前倒し」です。
中2から中1へ移った文法→be動詞の過去形・過去進行形・未来
中3から中2へ移った文法→受動態・現在完了形
高校から中3へ移った文法→現在完了進行形・原形不定詞・仮定法

こんなに大変です。ところが、
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コトの本質は大幅な「前倒し」ではなく、問題はここからです
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どういうことかといえば、例えばよく出る入試問題、

258. I cannot tell when he will come, but when he comes, he will do his best.
  彼がいつ来るかわからないが,来れば最善をつくすだろう.

わずか1行の文です。ですがこの中に意図がある、これを見て、改訂後の大幅な「前倒し」文法群から、出題者の意図をいかに見つけるか?こちらのほうが大問題なのです。

意図がつかめれば、サラッと解けて、テスト内申点がグッと上がり、ライバルに差をつけ、この違いで入試結果が決まるんです。難関校、上位校ほどそうです。

合格する子の頭の中で何が起こっているかといえば、

【問いかけ1】
前のwhen he will come、と後のwhen he comesと、何が違うの?

【問いかけ2】
未来の内容なので、前半when he will comeはOK。なのに後半は、なぜ現在形when he comesなの?

【見えた意図1】
時、条件を表す副詞節は未来でも現在形で表す、だから後半のwhen he comesは副詞節なので現在形だ

【問いかけ3】
じゃあ、前半のwhen he will comeはどうして現在形じゃなく未来形なの?

【見えた意図2】
前半のwhenは、tellの目的なので名詞節。名詞節だから未来のことは未来形でよい、そうかわかった!

どうでしょう?覚えなきゃいけない文法は山ほどありますが、もっと大変なのは

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「前倒し」文法群の中から出題意図に気がつくかどうか?
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頭で覚えるだけではすぐ忘れます、見たらすぐ反応するくらい体で覚えないといけない。
気がつくか、つかないか?気がつけば合格。気がつくには、どこで練習するか?です。

予備校でも個別塾でも、子どもがどういう授業を受けているかというと、最初に「時、条件を表す副詞節は未来でも現在形で表す」を教わり、そのあと問題を解く。練習はワンパターンだから、INPUTは楽勝、バッチリです。

ところが、模試や入試の問題は逆方向です。解説→問題でなく、問題→解説をヒモ解く、

たくさんの問題の中に混じって
I cannot tell when he will come, but when he comes, he will do his best.の問題。これを見てすぐ「時、条件を表す副詞節は・・」が浮かんでこなければならない。

20題の文法問題があったら、20題ぜんぶにそれぞれの出題意図があり、問題と連動した解説がパッパ、パッパと浮かんでこなければならない、この訓練は、どこでするんですか?予備校や塾では無理です。子どもたちは模試や本番で、あわてふためき、解説を思い出せず呆然としているんです。

指導要領改訂によって、高速かつ難易度の高くなった授業。一気にやることが増え、子どもたちはINPUTばかりに追われて四苦八苦しています。ですが、INPUTだけでは実力問題、入試問題が解けないんです。

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OUTPUTができなければ正解にはならない
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OUTPUTの力を磨く練習を日常的にしているのがTheJukuです。20題なら20題の問題に対し意図があり、大幅な「前倒し」文法の山から、一つひとつ浮かび上がらせているんです。

なぜ、そんなことが言えるのか?それはTheJukuが予習を自立でしているからです。予習には1つの知識が、どこからつながってきたのかという復習と、どこにつながっていくのかという展開の発想が求められます。

ただ、解けたら終わり、はい次!じゃない、その答からどういう文脈があって、それがどういうふうに面展開をしていくのか、大人から教わるんじゃなく、自分で多面的に意識した学習を子ども達は自立で全員しているんです。すご〜い

なので、TheJukuの生徒は基礎力を100%つけておく必要を身に染みて感じています。そうしないと次のステップに進めないからです。また自分でできるという自信から、実際に入試問題に積極的に向かって、文脈を自分で探して、点と点、線と線、面を見つけ正解をたたき出す訓練をみんなしています。毎回です。

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この訓練はTheJukuだけです
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出題の意図をさぐるのは才能じゃなくて訓練です。やればやるほど、短時間に、しかもライバルができなかったような問題が解けるようになるわけで、これはいくら、魅力的な授業で教わっても、自分から考えてないという意味で応用できない。それどころか、子どもは上手に教われば教わるほど考えなくなっていくわけです。ひたすら暗記です。それでは、点と点をつなぐこともなければ、面展開もないので、すぐ行き詰まり、忘れやすく、ひねられたら折れるだけです。

記憶力を鍛えるには、脳に適切な刺激を与え、記憶を出し入れし、脳の神経細胞同士を結ぶネットワークを身につけることです。インプット3に対しアウトプット7です。 脳は使うことで活性化し、必要なときに必要な情報を引き出す力がつくんです。これは20年、子どもたちからフリー質問に答えてきた塾長はじめ優秀なスタッフの皆さんの経験知です。

アウトプットを前提に情報をインプットする、 記憶の中の、どの情報と関連しているのか、 何が重要なのかをキャッチしようと脳が働く。これが脳への適切な刺激となり、記憶のパワーが上がるんです。夏期講習はこのチャンスです!

TheJukuの学習法は入試に強いんです、それだけでなく、これこそ、指導要領改訂の目的にあるように、未来予測が難しい時代に、子どもたちが主体的に生きていける力となるはずです。


The Juku代表 増田 修一

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