音楽を通して作りたいもの

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生徒の声

新年あけましておめでとうございます!

希望あふれる2021年が始まりました。

昨年、2020年と言えば、やはり新型コロナウィルス。

生活も価値観も、大きく変わりました。

今まで当たり前に出来ていたことができない、

誰も予想していなかった世の中。 

私も、県の休業要請を受け昨年4月末から5月上旬まで、主宰する音楽教室のレッスンを仕方なくお休みしました。

そんな状況で私が思った一番のことは、

「生徒さんと会える」

「会ってレッスンができる」

「コンサートでお客様の前で歌う」

今まで普通だったこと、

それこそが、かけがえのない幸せだった、ということです。

「生徒に会えない」

「集まれない」

「歌えない」

それで、私に何ができるだろう?

音楽なんて、結局は何の役にも立たないのではないか…と悩みました。

自粛中、生徒さんから演奏動画を送ってもらったり、オンライン話し方講座に参加したり、イタリア人ソプラノ歌手のオンラインレッスン聴講したり…

今までとは違う、新しいことを試しました。

会えない生徒さんが、レッスンがなくとも自宅の部屋で一生懸命に練習している姿…

休業期間を終え、いつもの笑顔でレッスンに来る生徒さん…

その姿を見た時、私はレッスンや音楽に備わっていた、「人と人の繋がり」を思いました。

音楽を通して、

レッスンを通して、

コンサートを通して、

私は人と人との繋がりを構築していたのです。

小さな小さな教室、

小さな会場でのコンサート、

私にできることはほんのほんの少しだけ、

大きなことは出来ません。

でも、私の心の中にある「明るさ」は音楽を通して、目の前の生徒さん、目の前のお客様、そしてその先の誰かへと繋がっていくと思います。

だから、希望あふれる2021年、この先もまだまだ頑張っていきたい。

そう思います(*´︶`*)

稲向裕子

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