昨年の12月に私の志望校であるスイス公文学園高等部の合格通知が届きました
普通、受験生は志望校を3年生になってから決めると思っていますが、
私は中学校に入学した時点でスイス公文学園高等部を受験すると決めていました。
このことにより、少し変わった中学校生活を送ることになりました。
スイス公文学園高等部の入試日は12月。後期選抜は3月なので
中学の進路のままに勉強すると受験勉強が間に合いません。
学校の進度よりも先に進むために通い始めたのがTheJukuです。
ここで、試験科目である国語・数学・英語の3教科を学習し始めました。
当然習ったことのない範囲を自力で学習するので
わからないことばかりでした。
しかし、わからないことも自力で解決する事は楽しかったです。
1年生の夏から塾に通い始め、数学は2年生の冬、英語は3年生の夏に
中学校で習う範囲を終えることができました。
予習が終わった後、過去問を解き始めましたが、これが1番大変でした。
今まで勉強したのが意味があったのか、と思うほど点数が取れず
悔しい思いをしました。
けれど、3年生の夏期講習で何度も何度も過去問を繰り返すことで
点数が取れるようになりました。
私が最も苦労した教科は国語でした。
過去問を繰り返したり、テキストを使って学習したので、ある程度実力がついていましたが、
ある日、塾長から慶応大学の過去問を解いてみようと言われ小論文を解き始めました。
これがかなり難しいことで大変でしたが、
試験に、あるレベル以上のものを身に付けることができたので、
入試であまり苦労しなかったのかもしれません。
12月20日、入試の日、不思議なことにあまり緊張せずに受験ができました。
面接も筆記も落ち着いて取り組めたと思います。
それは、過去問を何度も解いていたからだと思います。
試験から3日後、結果が届き合格が分かりました。
スタートラインに立てた事はとてもうれしかったですが、
それと同時にまだまだ勉強しなければと思うし冷静だったように思います。
私は今、高校で勉強する範囲の先取りをしています。
また、スイス公文学園高等部は海外にあるので、
日本でしかできないことや日本の知識をつけるため本を読んだりしています。
私の合格は、私が頑張って勉強したからでもありますが、
両親や塾の先生方のサポートのおかげでもあります。
今の感謝の気持ちを忘れずに7月の渡航まで勉強をがんばりたいと思います。
先生からのコメント
お母さまは、英語が得意でストイックな人。
お子さまにも、厳しかったと思います。
例えば、
「ちゃんとしなきゃダメでしょ!」
のような抽象的な、あるいは感情的な言葉でなく、
「朝、7時に起きたら、英単語10個書いて、漢字を・・」
のように具体的、行動的な表現だったように思います。
やった、やらないがはっきりしていますから、
ごまかしも聞きません。
お子さまは反抗期ですから、具体的な指示に対して
当然、反抗するわけです。
3者面談の時、お子さまがとなり席の母親に
日常をぶちまけた。
塾長の私は、いわば板挟みになったわけですけれど、
お子さまの自由を認めて、信じてあげてほしい、ことを
お伝えしました。
お母さんからしてみれば、お子さまを
もっと伸ばして欲しいからこそ、こうして3者面談に来られた、
なのに、塾長はそれを制した。
「わかりました、今日から一言も口出ししません!」
と、こうおっしゃって帰られた。
おそらく、この時の3者面談は期待外れ、不満だったと思います。
ですが、塾長がお母さまに感心したのは、そのあとです。
本当に、この日から一言もおっしゃらなくなった。
お子さまのコメントの最後、
両親に感謝
が何よりの喜びの言葉だろうと思います。