祖母の病気で看護の重要性に気がついた 三滝中学3年Nくん

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生徒の声

祖母の病気の事


祖母の病気がきっかけで
福祉の事をまたすごく考
えられた

私の祖母は現在76歳で、普段は畑仕事をしたり
趣味を楽しんだりしてすごく元気ですが、

この前、すごく暑い日が何日も続いた事もあり、
血圧が上がり、目も見えにくくなってきたので、
病院に行ったら網膜静脈分岐閉塞症という病気と診断されました。

この前も、手術とレーザー治療をしたので、あまり無理はできません。

外出をするとまた、血圧が上がって気分が悪くなるので、
外出せずに家の中にいたら、ふくらはぎと足首が痛くなってきて、
それをまた治療しないといけなくなりました。

原因は歩かなくなったからなのですが、いろいろと大変です。

私は福祉体験で福祉施設を訪問した事があるので、
これがお年寄りの介護の仕事なんだなというのは少しはわかったのですが、

実際、祖母が病気になって、
何かお手伝いをしてあげようと思ってもなかなか難しいです。

私も少しは助けてあげようと頑張ってるけど、あまり気が付きません。

なので私が福祉の勉強を頑張って、
いろんな手助けが自分の判断でできるようになれたらいいなと思ったのです。

祖母の病気がきっかけで福祉の事をまたすごく考えられたと思います。

先生のコメント

県立入試の国語にはいつも課題作文がでます。
配点も高いです。

夏休みを利用して、作文の練習にとりかかったのですが、
作文の練習は、書くことに慣れるだけでなく、
このように自分と向き合い、自己発見の貴重な体験になります。

すごいです、立派な文章になりました。
わたしは彼のことを良く知っているので、この文を読むと涙が出そうになります。
机上の話でなく、彼が実際に体験したこと、感じたことだからです。

「私も少しは助けてあげようと思うけど、なかなか気がつきません」
看護の経験のある人なら、だれだって自分の無力さにそう感じるはずです。

だから「指示されるばかりじゃなく、自分で判断してできるようになりたい」
そういう、覚悟で結んでいます。

精神的自立が教育の目的です。

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