今年の中学入試はどう変わったのか?

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中学入試は難問や高度な受験スキルは姿を消し、やさしくなった。代わりに考える問題が増えた。自分の手を使い、自分の頭で考える“骨太の学力”を鍛える必要がでてきた。

 

コロナ3年目となる23年度入試は、「コロナだから」という特別感はすでに薄れ、難関中学の受験は例年と変わらず厳しい戦いになった。
従来は、知識と熟練による受験スキルの有無が合否を決めていた。塾で習ったことをしっかり勉強しておけばなんとかなった。ところが、近年の入試はそれだけでは太刀打ちできなくなっている。どういうことか――?

 

骨太の学力をつけるかが入試のカギ

どの教科においても問題文が非常に長くなった。ここまで読ませるのかと驚くレベルの長さ。しかも、その中には塾や学校で教わらないような、初めて見るような内容も含まれる。「こんなの習っていない」と絶望的になるか、チャレンジするか──。勝負はここから始まっている。この種の問題は多く見られるようになった。

算数は「簡単だった」から起きた不合格の悲劇
算数入試は「めちゃくちゃ簡単」だったと手応えを感じた子の多くが失敗した。オンラインでの合格発表で自分の受験番号がなく「まさか、そんなはずない」と絶望した子も多かった。算数だけが得意という子もはじかれ、不合格になる、たとえ他の3科目が今ひとつでも算数で逃げ切ろうという計算が崩壊したのだ。

初めて目にする問題にどれだけチャレンジできるか

これまでの知識型の問題とは大きく傾向が変わってきた。導入やヒントにあたる小問から始まり、だんだんと深く考えさせる問題を出した中学校が今年は特に多い。なぜそれを入試で行うのか――。
入学後そういう姿勢で授業に臨んでほしいからだ。塾で習った知識を丸暗記し、「この問題のときはこう」とパターンに合わせた型だけを覚えて解いてきた子はもういらない。それよりも自ら理解し考えようとする意欲を持った子に、うちの学校の授業を受けてほしい。そういう子が、入学後にグングンと伸びていくことを知ったからだ。

塾の受験スキルでなく、その場の対応力、骨太の学力にウエイトが移り始めている。
これまでの入試は知識と熟練が重視されていたから、塾の指導通りに勉強を進めていけばよかった。ところが、近年の入試では受験スキルだけではダメになった。考える問題を解くのに必要なのは
◯ さまざまな条件が書かれた文章を整理しながら読み解く力であったり、
◯ 手作業から考える糸口を探すといった書く力であったり、
◯ 知識や経験を組み合わせて考える応用力だったりする。
こうした骨太の学力はある日突然身に付くものではなく、学習のプロセスで培われていくものだ。また、私にはできるはずだという自己肯定感がなければ、なかなか育ちにくい。

重要な学習のプロセスを家庭まかせにする無責任さ
塾は受験のスキルは教えてくれるが、骨太の学力を身に付けるための指導は難しい。問題傾向が変わってきていることは塾側も十分わかっているが、カリキュラムの提供にとどまらざるを得ない。だから「そこはご家庭でやってください」と家庭に丸投げするしかない。

骨太の学力は誰も教えてくれない
骨太の学力をつけるために、子どもは何をすればよいのか――。
まず大事なのが、「ちゃんと読む」「ちゃんと書く」習慣を身に付けることだ。「ちゃんと読む」とは、問題文を読みながら「今、何が分かっているのか」(仮定)、「何を聞かれているのか」(結論)を意識すること。それを意識せずにただ読み進めてしまうと、ポイントが抜けていたり、条件に気づけなかったりといったことが起こる。「ちゃんと書く」とは、文章を読みながら大事なポイントに線を引いたり、図形問題を解くときに図を書きながら考えてみたりといった作業をいう。こうした手作業を面倒くさがらないことがまず大切。そして「この問題を自分の力で解いて見せるぞ!」という強い気持ちが不可欠だ。どれだけ自分ごととして捉えることができるかどうか――。「こういう問題のときはこう解く」といった機械的なくり返し学習では決して身に付かない。

してはいけないの厳しい問いかけ
子供が自らできるようになるまでには時間がかかる。「今、分かっていることは何なの?」「正解が出るためには、何が分かっていないといけないの?」「何を書けばそのことが分かりやすいかな?」「今書いたことから何が分かる?」これは禁句だ。なぜなら、この重要な質問は自分から発しなければならないからだ。

TheJukuでは、日々、予習をくり返すことで少しずつ、意識的に「ちゃんと読み」「ちゃんと書く」ようになる。そして発問し、この学びの姿勢が身につくと、どの教科もバランスよくできるようになる。

TheJukuが読解力を重視するワケ
一昔前までは、中学受験では算数が得意な子が有利と言われていた。算数は、他の教科と比べて得点差がつきやすく、難問を解く力のある子が圧倒的に有利だったからだ。ところが今は、そういった難問を出す学校はほとんどない。
一方、近年は、どの教科においても問題文が長くなり、読解力が不可欠になった。「ちゃんと読む」から始まって、条件をしっかり整える力が付いているか否かが、合否を分ける。

TheJukuは先生が問題を選ぶワケ
一般的に中学受験の勉強は、進学塾の4年生コースがスタートする小3の2月から始まる。小4のうちは通塾日も週2日と少なく、授業の内容も基礎なので、大きくつまずくことはない。そこでつい今のうちにもっとやらせておこうと、あれこれ市販の教材に手を出したり、同じような問題を何度も解かせたりしてしまいがちだ。
しかし、今の入試は「何かをたくさん覚えたり、解いたりする」ことよりも、「どのように勉強をしてきたか」が問われる。勉強量だけではなく、勉強の質を高めることが大切である。

TheJukuは演習を中心にするワケ
中学受験は学年が上がっていくにつれ、ハードになる。その場の対応力が求められる思考系の問題にシフトしているとはいえ、中学受験に必要な知識は習得しなければならないし、本番に慣れるための演習は不可欠だ。塾の勉強も大事であることは今も変わらない。ただそれをやみくもにやるのか、TheJukuできちんと読んで、きちんと考えながら取り組むのかが、今後の受験勉強のカギとなる。

大量学習・パターン学習といった「タスク管理型」学習から、「プロセス重視型」いよいよ本気でTheJukuの学習法が効果を発揮する時がきた。

四日市で学習塾を開設して22年。その間多くの受験生に骨太の学力をつけ高校・大学に送り出してきた。

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