塾長つぶやき日記

無意識に出ていく言葉

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無意識の出ていく言葉があります

例えば、

もう、やめてよ!

です。

これなんか、勢いがあるから相手に衝撃を与えること間違いないです。

ふだん、その言葉は自宅でじゃれてくる猫が相手で、山になった提出物を今から片付けようと思った矢先に、スリスリ寄ってくるから「もう、やめてよ!」だったりします。

それを、間違えて、教室で解いてる最中にプリント採点してくる先生に言ったら、恐ろしいことになります。

幼児なんかはそれが区別できず、平気で できてしまいますが
相手を見て、180度違う自分に置き変える、それができていくのは小学校3、4年生ぐらいからです。

TOEIC® Listening & Reading Test(トーイック)は知ってますよね。リスニング約45分間とリーディング75分間のテスト。解くスピードを180度かえたければ一回、会場に行って着席し、問題を解くといいです。

単語も、リスニングも全く違う、英検とは全く異質の、リアルな英語、このスコアが大学の英語単位の認定になったり、外交官の英語力の目安になったり、実践的な英語の能力を図る世界共通のテストです。

とにかく猛烈なスピードで解かないといけない。文脈を考えたり、見直したり、判断に時間がかかったり、では全部 解けないです。1題でも多く・・なんです。

解きながら迷います!ゆっくり解けばできたかもしれない、見直ししてないから全滅かもしれないんです。

そんな時に塾長が思ったのはスピードを上げて確実に点をとる方法です。それは線を引くこと、聞かれていることに絞って読む、要点だけつかみ一発で答えるんです。

中間テスト、いくら勉強しても点数が上がらないで悩みます。そんなときに点数を上げたければ、学習の段階が3つある、そこに気がつくのも大事です。

レベルA、やるのが初めてのところ。調べる、辞書やネットで調べるのは正確です。あるいは例題をマネる。正解を書き写すのもいいです。ですが、そこで終わっていては点数になりません。なぜなら、覚えていないから。辞書やネットがあればできても、テストに持ち込めない。

詳しく調べるのは姿勢としてOKです、ちゃらんぽらんな記憶に頼るよりは勤勉という意味において全く正しいですよね、でも、覚えてなければ解けない。制限時間もある。スコアをしっかりあげるには覚えているかどうか?いつまでも解説書や解答書にこだわってる人は厳しく見直したいところです。

レベルB、覚える。覚え方には、ひたすら書く、赤シート、連想記憶、ダジャレ、語源、音読、ラップ調などがありますね、あなたの得意な方法を見つけたら、折を見て新しいのにもチャレンジしたらいいと思います。

ですが、覚えるだけでは点は取れません。えっ?と思うかもしれませんが、正解があるのは覚えていたやつ50%だけ、それにカンが当たったのも入れると60%。次の日から忘却が始まり、日がたつにつれて消滅する。それが当たり前と思ってる人は気をつけてほしいと思います。定期テストには強いが 実力テストには弱いってことにもなりかねません。

教室で見ていると、始めてまもない生徒さんは、レベルAみたいにただ調べる、あるいはレベルBみたいに暗記して終わりという人がいます。その時は、やり方を次のようにコメントします。覚えたことを思い出せるようにしないといけない。早く判断がつくように問題をひたすら解くことをしなければなりませんよ。

そこでレベルC。覚えたことを思い出す、つまり練習問題を解くのです。速く正確に思い出す、あるいは思い出す手がかりをつかむ。これです、めっちゃ大事。レベルCまでやる。ところが、難しい。なぜか?途中で疲れてここまでいかない、覚えてないことがはっきりするので怖い、傷つきたくないから。

この3段階を知ってる人は、テスト前はもう大変です。このように、調べる、覚える、思い出す。この3段階の最後までやるには相当な時間がかかるのを知ってるからです。1〜2週間前から始めるのでは間に合わない。

ただ、レベルA、レベルBをじっくりやって、最後にレベルCの練習問題に取りかかるのか、それともレベルA、レベルBをすっ飛ばして練習問題からレベルCに取りかかるかは、科目によるかもしれませんし、あなたの学習タイプによるかもしれません。

学習タイプAはまだ、情報に寄り添っている親がかりの状態、Bはなんとか依存心から離れようと踏ん張ってる状態、Cは完全に自立して解いています。まさに入試は自立の究極だと思うんです。

ただ、練習問題をたくさんやれば良いかというと、そうではなく、やったことを整理し、確実に覚えて、正確に答を導く「本質」を絞り込む。100題やって、「本質」は1つ。「そうか、要するにこういうことだよね」と思うところまでやりこんできたか どうかが どうやら勉強のコツのようです。

中間テストのある人も、ない人も、やり方を念頭に置いて頑張りましょうね。応援してます!

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