中学生の記事

動物たちの冬ごもり、Bamboo 17

牛が森を歩いていくと、羊や豚、がちょうやおんどりと会いました。もうすぐ寒い冬がくるので、みんなで夏を探しに行くことになりました。だんだん寒くなってきたので、牛が「みんなで小屋を建てよう」と言いました。しかし、みんなは自分の力で冬をこせると言って手伝わないので、牛は一人で小屋を建てることにしました。

寒い冬がやってくると、羊がやってきて、中に入れてくれと頼みました。牛は断ろうとしましたが、羊が「入れなきゃ小屋を壊してやる」と言ったので牛は羊を入れてやりました。その後、豚やがちょう、おんどりもやってきて、同じように言ってきたので、しかたなく入れてやりました。

おんどりはからだが温まってきたので、歌を歌い始めました。すると、きつねがその歌声を聞き、くまとおおかみのところへ行きました。きつねはくまとおおかみに「とびきりのごちそうを見つけました」と」言い、一緒に牛の小屋へ向かいました。くまが小屋へ入ると、牛や羊、がちょうやおんどりがくまにむっかってとびかかりました。くまの叫び声を聞き、きつねとおおかみは逃げ出し、くまも命からがら逃げてきました。しかし、くまは襲ってきたものが人間だと思い込んでしまっていて、「あんなのにつかまったらあの世行きだったね」と言いました。