増田真巳先生 数学部長 国語、社会担当
入試は一人で戦う。今日も極限
まで集中する。
中学1年の春、
四日市中部西中学から横浜のくもん国際学園入学。はじめて全寮制の生活に入る。
さぱさばとしたストイックな性格。間違ったことをきらい、常に正義を主張する。教室の清掃や整理整頓も行き届く。
集中できてないと、見かけによらずビシビシ手厳しい。
子どもたちから恐れられているのかと思いきや、優しい先生と評判がいい。
手厳しくしてほしいと思う子もいるくらいだ。
不思議だ。なぜだろうか。
学習の方法に4通りある。
人は自分の学び方がベストだと思っている。
ご存じない教育者が多いのだが、
どこの先生も、自分のやりかたで教えようとする。
たとえば、A先生は、小学校の時からAタイプの学び方をしてきた。
だから勉強は自分のAタイプがベストだと思っている。
ところが、BくんはBタイプ、CさんはCタイプ、DくんはDタイプの学び方がベストなのに、
A先生はそのことを知らないまま、Aタイプの教え方を強要する。
生徒の4分の3が授業がわからない。
それをA先生は、「なんどいったらわかるんだ?」と懐疑的になる。
真巳先生は、そこに気がついた。
学習の主役を生徒にさせる。
子ども本人の考え方、解き方にとことんつき合うのだ。
もちろん、わからなければ徹底的に教える、
なんどでも教える。
学習は、先ず自分のやり方で解く、
速いやり方は後で学べばいい。
遠回りのやり方でも、
なぜ、このやり方では合わないのか、
どうすれば合うのか、
試行錯誤が自信につながるからだ。
人生と同じではないか。
先生は速いやり方をさせようとする。
だから、子どもは暗記に走る。
暗記に走るから、応用が利かず、あとで崩れる。
真巳先生は観察が得意だ。
どんなやり方をするのか?
生徒に合わせたフリースタイルの個別指導。
子どもはわかってくれる人のためならがんばれる。
もっとやりたいという子が多いのは、
子どもと一枚岩になった指導ぶりですよと保護者はいう。
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