うちの子は塾で寝ているようです、こんなことでいいのですか?
授業中はカツカツという鉛筆の音しか聞こえません。
みんな集中しています。つきっきりの個別指導や家庭
教師ではこのような緊張感は生まれません
ご指摘、ありがとうございます。
おっしゃる通り、良いはずはありません。
このホームページでは、ありのままの学習風景を掲載していますので
ひとり一人のようすをご覧になれば、ご理解いただけると思いますが、
授業中に眠る子は皆無です。
ただ、本人が極限まで集中して学習するために、
学習時間全体のことを考えると、仮眠をとらせたほうがいい場合があります。
そう申し上げるより、ご本にとっては、
このような緊張感あふれる教室で、仮眠をとる、そのことのほうが、むしろ勇気がいるかもしれません。
あなたはショッピングに車を利用されますでしょか?
車はガソリンがないと走りません。
エネルギーが必要なんですね。
人にも、このエネルギーを充電する必要があるのですが、
3種類あるとされています。
それは、肉体、感情、精神エネルギーの充電です。
まず、肉体エネルギーの充電は睡眠ですね。
そして、感情エネルギーの充電は、たとえば、
NHKの大河ドラマを見ていましたら、
黒田官兵衛が、最初の戦で敵の軍勢を破ったその夜、
「ほんと、怖かった~」と言って妻をひざまくらに甘える場面がありましたが、
まさしくこれです。
甘えて、感情エネルギーを充足している、
お子さまも、お母さんから感情エネルギーをたっぷりもらって、
また、「よしがんばろう!」とやる気になるのですね。
さいごの精神エネルギーの充電は何かといいますと・・
感情エネルギーとどう違うのかも含めて、お話ししたいと思います。
テニスプレーヤーの話です。
どうしても1位になれないテニスプレーヤーの話です
あなたはきっと興味があると思います。
Aさんは世界選手権クラスの実力をもつ一流のプレーヤーなのですが
Bさんにどうしても勝てないでいました。
そこで、スポーツカウンセラーに依頼をして、
Bさんと何が違うのか調べてもらうことにしました。
スタッフが集まって、話し合い、つぎつぎと調べました。
ラケットのサイズがちがうのかな?
いや、シューズが特殊なんだ?
そもそも、身につけているスポーツウエアが軽いんじゃないのか?
空気抵抗はどうなんだ?
いろいろ調べたのですが、決定的な違いは見つからなかった。
練習量なんかは、Aさんはコンサルタントに頼んで、アドバイス通り練習していたから
むしろ、 Bさんより多かったくらいです。
とうとう3か月かけて精査をしましたが、違いは見つからなかった。
専門家に相談しても、なぜAさんは勝てないのかわからなかったのです。
どこで違いが分かったかと言うと、それは試合中です。
Bさんがバシッてサーブしてきますね、
ババ~ッて剛速球がこちらのコートに入ってくる、
それを、ガ~ッて力いっぱい打ち返します。
向うのコートに入ったボールを
Bさんは、また強烈にバシ~ ンと打ち返してきます・・・
こうして、試合が続きました。
こんどはAさんのサーブです。
そのあいだ、 Aさんは緊張しっぱなしです。
ところが、 Bさんは、サーブの順番が変わる、
その節目、節目でハァーっと「息を抜いていた」んです。
場面が変わるちょっとの時間を、うまく「気分転換」をしていたんです。
そして、第一試合が終わって、次の試合まで、しばらく時間がありますよね、
ベンチに座って水を飲んだり、タオルで汗を吹いたりします。
その間も、Bさんは「気分転換」をします。
ところが、その間も Aさんは緊張し続けていたんです。
「張りつめた緊張」と言うのは長続きしません。
瞬発力も衰えてきます。
気の張った集中学習も同様です。
あとの学習の集中効果を考えると、3分仮眠をとるほうがベターです。
ただ、20分の熟睡となると、
その日の夜眠れなくてリズムを崩すので注意します。
では、いったい「気分転換」で何をしたのか?
それは、イメージです。
くわしくは、また書きたいと思います。
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