みんなひとから教わらないと、できないと思っています。
はじめてのところは「ムリ、学校でやってない」といいます。
ですけれども、それが入試だったらどうするつもりですか。
はじめてのところだからムリ、といって合格すると思いますか。
新しく見えるだけで、くわし見ていくと学習した内容だったりします。
確かに、新しいところで、わからない問題はいっしょに考え、徹底的に教えます。
けれども、最初からいきなり丁寧に教えたりしません。
教えれば教えるほどダメになっていくお子さまが多いからです。
教えるのは、充分考えて、どうしてもわからなくなった時だけです。
そうする理由は2つです。
理由のその1は、質問依存症をなくすのです。
質問依存症とは、何でも質問することです。
「学校でやってない」といいますが、
ひょっとしたら、じつは「めんどくさい」のを
「できない」と思い込んでいる危険性があるからです。
これは、ちょっと考えればできるのに、人に依存して、
できるチャンスをのがしています。
できるチャンスが理由のその2です。
その瞬間に「やってみよう」と決断させる、
決断ができれば、「できる」自信がつく、だからチャンスです。
このチャンスは見逃したくありません。
入試は、こういう初めての問題で、合否が決まるのです。
入試は、選別であることを思い出してください。
だれでもできるような問題だけ解けていたんでは、
通るものも通りません。
初めては、みんな苦手です。
テキストの説明をちゃんと読めば解ける、
初めてのことでも、考えたらひとりでできていく、
これこそ自信がつく絶好のチャンスです。
この決断をくりかえしていけば、必ずひとりでできていきます。
大学で、いちいち先生に聞いている学生なんかいません。